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ファイナルファンタジー15にCMは必要か

 

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筆者はファイナルファンタジー10を最後に、FFシリーズをプレイしなくなった。

そうなった理由は単純で、11で一度オンラインゲームになったからだ。
当時の筆者にはゲームをオンラインでやろうという概念がなかった。
ちなみに今では、2013年に発売して以来ほぼ毎日遊んでしまう『The Last of Us   』のオンラインマルチプレイを楽しんでいる。

さてともかく、ファイナルファンタジー15  がやたら物議をかもしているようだったので、ちょっと久しぶりにファイナルファンタジーについて考察することにした。

---- 目次 ----

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めっちゃCMやってた

テレビではいっぱいCMが流れていた。
これでもか、これでもかというふうに繰り返し。
どの局のどの時間帯で見たかは定かではない。
まして毎日いつもテレビを見ているわけでもない。(むしろ筆者は最近、仕事中はHulu  ばっかり垂れ流している)
そんな筆者でも、FFシリーズを全然ノーマークだった筆者にも確実に印象に残ったファイナルファンタジー15のCM。
いったいどうしてここまでCMを連発したのだろう?

CMトレイラー

筆者が遭遇したのはこんなCM。

美しい。
きわめて美しい。

それはグラフィックと音楽だ。
元来、FFシリーズはそのグラフィックと音楽の質に定評があった。
ファミコン世代の筆者がいつだって思い出せるテーマサウンドはマリオとゼルダとドラクエとFFくらいである。

まるで実写さながらのグラフィックに荘厳なサウンドを重ねてお送りするこのCMは、そりゃあ観た人の心を釘付けにする。
うちの母はこのCMを観て「あら、また新しい映画やるのかねえ?」と言っていた。
洋画だと思っていたのだ。

ちなみにもっと気合の入った60秒CMまであった。
※こちらはテレビで確認していない

FFにCMはいらないと仮定

ここで思考を展開するために「FFにCMはいらない」という仮定をする。
どうしていらないか。

ネームバリュー

ネームバリューがある。なんと言ってもこれに尽きる。
もはや、RPGといえばドラクエかFFかと言われるくらいのビッグネームになっているゲームタイトルだ。
王道の冒険ファンタジーが好きで、異国風味のあるものが好きで、横文字が好きな日本人にはヒットしやすい土台をFFは持っていた。
そのうえ、ゲーム性そのものも魅力的に仕上げてきたものだから、爆売れしないわけがない。

ちなみに王道系ファンタジーを継承して後輩として背中を追っているシリーズものといえば、印象に浮かぶのはテイルズシリーズだ。
ちょっとアニメ画風寄りになっている点は違うけれど。

バズマーケティング

ともかく「爆売れし続けてきたFFシリーズ」は必然的に、勝手に人が友達に、周りに、ネット上にと薦めてくれて何をせずとも口コミが広がる。
続編の情報が出ようものなら、われ先にと情報を周りに広めようと勝手に頑張ってくれる立場にあるのだ。
つまり宣伝。
特にマーケティングしなくても発生しているバズマーケティングである。
ここへ来て販売会社はさらに、何をどう、どんなタイミングで演出すればさらにバズが発生するかをマーケティング担当が日々考えつつ手を打っているのだろう。

が、今はそんなことはどうでもいいとして。

順調にシリーズを15まで伸ばしたFFは、もはや大金かけてテレビCMを打たなくても十分購入者が集まるのでは。

そこで気になるのが、ゲームをした人々の実際の所感である。

Amazonレビューから考える

今回はFF15をプレイしたFFファン、スクウェア・エニックスの本気のCMづくりに心を動かされて購入を決めた人、ひたすらゲーマーな人、その他もろもろの忌憚なき意見が集約されている Amazonレビュー  をチェックしてみることにした。

執筆時点ですでにレビューは2,000件を超えている。
しかしてその評価は星半分。平均2.5くらい
ハッキリ言って大人気のシリーズ最新作とは思えないくらいの低評価である。

どんな意見があるのか

サブクエストだけやってる分には楽しいが、メインシナリオの出来が悪い。
キャラクター描写も同様。
・他国の首相に対して最低限の礼儀も弁えない王
・「王の楯として誇りを持ってる」とかいう割に、なんとなく離脱していった挙句、何となく復帰するヤツ
・特に理由もなく(パーティの不和を起こさせるためだけに)唐突に失明させられるヤツ
・たまにムービーで見るぐらいで、特に絡みもなく、キャラに愛着も持てない状態で死んじゃうヤツ


どうやらメインシナリオとキャラクターが弱い模様。
シナリオとキャラクターはRPGの骨格だと思うのだが、そこに堂々と指摘を入れらていることになる。

自分の国が攻め込まれ敗れても、
キャンプしたり寄り道したりで、女子のような会話をして呑気に過ごす。


主人公一味が軽いノリで冒険しているという指摘。
真実味に欠けたのだろう。
現代の人間の空気感とかクセをそのままキャラに反映したのが裏目に出たようだ。

主人公が今どんな気持ちで、何の為に、どうしようとしているのかわかりません。
主人公は精神年齢が小学生並で、愚痴しか吐かないのです。
愚痴の内容も、「なんでなんだよ!」のような、情報になっていない言葉しか吐きません。


主人公ととともに冒険し、ストーリーをなぞって楽しんでいくのがRPG。
その主人公の描写が薄いのだとしたら、いったいどこにゲームの存在意義があるのだろう。

このゲームのメインストーリー部分は大体20時間程度でクリアできるので、そのおよそ1/10がこの13章で「ホーリー」を連打する作業になります
はっきり言って地獄です
正直、やってるとストレスで頭がおかしくなりそうでした


たまにこういう致命的なミスを犯すゲームに出くわす。
どれとは言わないが、たまにある。
最後の最後で、そこまでの頑張りとか育ててきた努力などがすべて無駄になる展開をつくっちゃうゲーム。
まさかFFがそれをやるとは。

何故、パッケージに誰得かわからないスタッフのサインの寄せ書きなんて載せるのか?ゲームより自分達が目立ちたいだけに思える。
主人公一派も痛々しすぎて目が当てられない。大学デビューのノリをゲーム内でやられると萎える。


どうやらゲームの主人公とは別に、スタッフ側の一部にもややタレント気取りの気配があるようで非難されている。

個人的に消費者に上から目線でタレント気取りのFF15のディレクターが本当に嫌いだが、たった3年半で作ったウィッチャー3のサブクエの内容の濃さを見てこいつは何を思うんだろうか。
FFブランドにすがってるだけで一からFFを押し上げてきたわけでもないのによくこの出来でどや顔できるなー。


購入してくれるお客様(ユーザー)を上から目線で見ている、変わったディレクターがいて批判を浴びている。

田畑ディレクターの数々の失言や保身、過去のFFが好きなユーザーに対して「FF病」言ったことはずっと忘れません。
未完成にも関わらず発売直前生放送で社長を接待するコンテンツ(ゲーム本編とは全く関係ない)を作り野村氏や野島氏が作り上げた世界観を台無しにし、ドンペリを飲み明かしどんちゃん騒ぎ。


誰なのか知らなかったが、どうやら田畑ディレクターという人物の人間性に多少問題がある可能性がある。あくまでレビューでしか知らないから何も言えないが。

評価が低いのは過度な期待があったからだと思います。
FFのタイトルでなければ、前情報なしに突如発売されたゲームならば
ここまで叩かれることもなかったと思います。


確かにその通りで、ネームバリューは期待値を上げる諸刃の剣。
しかしその前評判に負けないモノづくりをするのが、制作側のまさに腕の見せ所であり、醍醐味でもある。
完成度に自信を持てないのなら、ナンバリングはしなければいいだけのこと。
(あ、今回は自信があったから発売したのか)

声優や開発スタッフの皆さんはお疲れ様でした。特にエフェクトは一級品だと思います。
未完成やダメダメな進行バランスで発売した田畑ディレクターやそれを許可した松田社長、楽しくない話を作ったシナリオ班の皆さんはなぜ反感を持たれているか反省していただきたい。
今回の件でスクエニが嫌いになりました。


技術班は一級の仕事っぷりを発揮したという評価がある。
ここでも批判対象となったのはストーリーとディレクションだ。
巡り巡って会社全体を嫌いになるという、ここまでさせてしまうと筆者としては大損害の域に入ると思う。
愛を持って肯定的に寄り添ってくれるたったひとりのファンすら満足させられずに、多数の新規ユーザーの満足度を高めるのはなかなか難しい。

いま思えば過去のFF作品1~10までは過去の開発スタッフの努力や才能が凄かったんだな、と思いますよ
うわさでは当時の製作スタッフは誰もいないと聞いたことがあります、
先人のスタッフ達のハードルが高過ぎたんだと思います、


FFシリーズをこれまで支えてきた制作陣の入れ替わりにより、保たれてきた『あるべきFFシリーズの姿』が少しずつ変えられてしまったのが根本的な要因と捉えるべきか。

それでも売れたFF

批判はあれど、壮大に売れたFF15。
これだけレビューが集まるというのもすでにたくさんのかたがゲームを手にして、そして遊んだということの証明である。
そしてこうした批判レビューを見て「いったいどんな仕上がりになっているんだろう?」とそれまで気になってなかった人まで思わず購入してしまう始末。
そういった流れで、ビッグネームの商品はほったらかしでも売れる。

しかしコケていた

ところが、実際の売り上げを探してみると面白いことがわかった。

歴代FF売上
FFシリーズ国内
FF7 初週202万本 累計328万本
FF8 初週250万本 累計369万本
FF9 初週195万本 累計282万本
FF10 初週175万本 累計235万本+約30万本(インターナショナル版)
FF12 初週184万本 累計232万本+約13万本(インターナショナル版)
FF13 初週151万本 累計193万本(アルティメットヒッツ版と合算)
FF15 初週69万本  ←New

 ゲーハーKING速報  

見事に失速している。
もちろん、驚異的な売上本数であることは間違いない。
ブランドなりCMなり、どんな要素をうまく使おうと使わまいと、これだけの数を売れるというのは、過去から積み上げてきた制作側の実力なのである。
確かにFFシリーズをなぞって出せば、イヤでも売れる。利益は上がる。

しかし、シリーズの流れを見ると、とんでもない落ち込みを見せているのも確かだった。

結論

今回知りえたことをまとめてみるとこうだ。

FFにCMは必要なかった。
↓↓↓
しかしシリーズの売り上げが失速。
及びタレント気取りのディレクターが台頭してきたなど諸々あって、よりFFシリーズの失速が著しくなった。
↓↓↓
ネームバリューには不動の求心力があるが、それだけではもはや輝いていられない状況になってきた。
↓↓↓
FF15にCMは必要だった。

結局、FF15とはなんだったのか

レビューの意見から推測すれば、純粋にモノづくりに失敗してしまったのだ。
ナンバリングタイトルにしてファイナルファンタジーの冠をかぶせたことでそれは諸刃の剣となった。
多くの期待を背負って、ついでにちょっといわくつきのディレクターも背負って、このファイナルファンタジー15は勇気をもって発売された。
しかし期待値に見合わない完成品を提出したことで、購入者の酷評をこれでもかと創り上げた。

主人公たちの描写は薄く、ノリが軽い。
ストーリーも薄く、最後は連打ゲー。

RPGゲームの真の主人公とは、プレイをするユーザー自身である。
ゲーム内の主人公そのものではなく、ましてや、制作ディレクターでもない。
ゲームの主人公の魅力を中途半端に創り上げたということは、ひいてはプレイしてくれるユーザー自身を軽んじていることと同義なのである。

これだけ全力の非難を集めたFFシリーズが、次にどんな起死回生を見せてくれるのか。
今後の行方が非常に気になり始めた。
しばらく頭から忘れられていたファイナルファンタジーが、別の形で筆者の頭に残ることとなった。

そんなわけで、最後は実際にプレイしており心から賞賛しているゲームを紹介しておきたい。
マルチプレイで一緒に戦おうぜ!というかたのご連絡もわりとお待ちしている。