ロイヤルノート|でくのぼうのアロマでエスプレッソな雑記

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食の安全はどこへいく?消費者の未来は消費者がつくる

 

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昔を振り返ると怖くなる

私たちの身体は過去を生きた先祖たちから脈々と受け継がれてきたDNAでつくられる。
人間はスーパーマンじゃないし新しい未知の物質をそうやすやすと許容できるわけがない。だって私たちは結局、動物ですもんね。
そんなイチ動物の私たちの食事環境が、ここ数十年で著しく変わってしまった。 

私たち日本人の食事って

長寿大国ニッポンなんて世界でもてはやされて久しい。
今なお世界各国と比べると平均寿命が長めなのはありがたいことだ。だけど今の平均を引き上げているのは、今まさに長寿をまっとうしているおじいちゃん、おばあちゃんの世代。

もっと遥か昔にさかのぼること弥生時代。
穀物の栽培が始まって、私たちの祖先はごはんを食べるようになった。
ごはんにお魚・お野菜などの主菜が加わって、ごはんとおかずが始まった。

鎌倉時代。
ごまや大豆、ツバキやナタネから油をとって調理に使うようになった。
天ぷらなどのメニューが生まれ、和食が進化した。

室町時代。
醤油や砂糖、お茶に豆腐が登場して、和食はもっと風味豊かになった。

明治時代、ここからだ。
ここから欧米文化の浸透が始まって、肉食が広まっていった。 

そして現代……。
添加物、ファーストフード、インスタントラーメンなどなど、化学的で工場生産な食べ物を大量消費する時代になってしまった。
おいしく質素な穀物とおかずを食べてきたのが1900年間くらいなのに対し、ここ最近新しく登場したこれら化学的な食品を口にするようになったのはまだせいぜい50年くらいだ。

食はダイレクトに心身を刺激する

ポテトチップス、チョコレート、インスタントラーメンに缶コーヒー。
コーラにソフトクリームにハンバーガー。ケーキ、タルト、コンビーフ。
欧米化と技術革新によって日本にもたらされた新しい食品たちは、確実に私たちの身体を壊していく。
上記のようなものを常食するようになった昨今の小さな子供たちが、昔に比べて怒りっぽくなり、疲れやすくなり、身体にできものができたりアレルギーになったりと心身に影響をきたしていく。

私たちの食と健康は、どこへ向かおうとしているのだろう。

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母が学生だったころ

私の母は現在73歳。高齢出産なのものですからちょっと高めの年齢。
母がまだ高校生くらいだったころ。
畑で採れる土のついた野菜、土の中に蓄えられていたねぎやじゃがいもなどが食卓に並べられていた。
自然の中でスクスクと育った、形はふぞろいでもおいしい野菜が愛された時代だ。

どろ付きや汚い形を嫌う都会人

高度経済成長により、都会では開発が進んだ。人は増え、自然は削られ、多くの建物や工場が建てられ、農地が減るいっぽうで車や工場から出る排気ガスなどにより空気はどんどん汚れていった。 
それまでは土の中や家の中の冷暗所に保管するのが常識だった保存のカタチも、冷蔵庫の登場と普及により変わった。

売れるために農薬が

都会の開発が進むいっぽう、農村(田舎)との格差がはげしくなって、農村からは食材を出荷、都会ではそれを加工したり消費したりするという二極化が進む。
しかも都会ではどろのついた野菜や、形がふぞろいな野菜が愛されない。
そのため農家はわざわざ、収穫した野菜を洗って出荷する必要がでてきた。
あらかじめ虫食いなどが起きないように大量の農薬も使われるようになってしまった。

工場食品はクスリ漬け

しかたがないことだったけれど、工場でつくられるインスタント食品や加工食品はどうしても保存が利いたり、味や見た目が好まれるものをつくる必要があった。
そこで使われた大量の添加物たち。
保存料・防腐剤・人工着色料・人口調味料。

これらを1日仮に10g摂取したとして、80歳まで生きたら292㎏も添加物を摂取したことになる。
まだ幼少期からおじいちゃんおばあちゃんになるまで、添加物を食べ続けて育ったという例がないのが、怖いところだ。

赤ちゃんがおなかにいるのに、本当に大丈夫?

生命体はいずれも、幼く未熟であるほどに、外的要因をダイレクトに受けやすい。
優しく美しい20代30代のお母さんのおなかの中で育つ赤ちゃん。
そのお母さんが添加物を摂取しているとしたら、赤ちゃんにはいったいどういう形で成分の影響がでるのだろう?
これから生まれてくる大切な命のために、本当に大事なことが守られているだろうか?

子供でも生活習慣病(成人病)になる異常事態

よくあるケースだからしかたない、なんて聞き過ごせない話。
1996年に名称が変更されたせいで逆に違和感を消されてしまった悲劇。
生活習慣病はもともと成人病といわれていた。加齢が主な原因だと考えられてきたからだ。子供なのに「成人病」なんておかしい。

従来の和食では起こり得なかった「動物性油脂」「糖分」「食品添加物」の大量摂取。
これが確実に現代人をむしばんでいる証拠なんだと考えられる。

  • 牛乳・たまご・肉・バター・ソーセージなどから動物性油脂
  • 清涼飲料水・スイーツ・チョコ・アイスなどから糖分
  • スナック菓子・インスタント食品・食パンなどから食品添加物

従来の食生活なら、成人にならないと起こり得なかった身体の不調が、現代の食生活では子供のうちから起こってしまう。

一物全体を忘れちゃいけない

ものが大量にあふれている今じゃなくて、もっと食材が大切に扱われていた時代。
全体食といってなるべく食材のすべてを食べることが、生活の知恵として常識的におこなわれていた。たとえばまるごと食べられる小魚。たとえばダイコンやニンジンなどの葉っぱ。魚の煮物を作ったら煮汁までまるごと。
お米だってもともとぬかのついた玄米こそが全体食。

野菜を摂りたいけど、農薬には注意しなくちゃいけない

おいしくきれいな野菜をつくるために殺虫剤・殺菌剤・除草剤・成長調整剤・展着剤(洗剤の成分)などなどかなり多く農薬が使われるらしい。
農薬を散布するひとは自分が吸ってしまわないようにマスクをする。そうしないと中毒になってしまうからだ。
そして散布した農薬がたとえば池や川にはいった場合、そこにいる魚や生きものは死んでしまったりする。農薬のかかった虫を食べた鳥なども死んでしまう。

和食が健康にいいとされているけど

西洋かぶれの私たち日本人は、とにかく横文字の西洋食が大好き。これでは長寿大国ニッポンの冠もそう長くは続かないものと考えられる。 和食は洋食に比べてその中心となるものが違い、洋食は動物性のものが中心だが、和食は植物性のものが中心だ。 
さらにお菓子の普及で幼い子供たちの身体(今では大人も十分)さとう漬け。このままでいいはずがない。

消費者の行動でしか、状況は変えられない

工場で食品をつくるひとも、農村で野菜をつくるひとも、それを運ぶひとも農薬や添加物をつくるひとも、みんな慈善事業じゃない。
お金のためにやっている。売れて、お金になるからやっているだけ。他人の健康に対する考えかたは「自分さえ良ければいいや」で二の次だ。

だったら身体によくない商品が売れなければいい。
売れなければ、売れないものはつくらなくなる、だってお金にならないんだから。みんなが健康に良いものを選んで、多少高くても選択して購入していくことで、ちょっとずつだが生産者側も変わってくる。

ただでさえ情報をたやすく信じられない現代。正しい知識を率先して学んで、広めて、行動して。ひとりひとりが変えていく努力をしないことには食の安全は永遠に保証されない。