ロイヤルノート|でくのぼうのアロマでエスプレッソな雑記

でくのぼうのアロマでエスプレッソな雑記

SHOWROOMがなんか怖い(ホラーではない)

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1年ぶりくらいのSHOWROOM拝見

以前、知り合いのアイドルさんが突如「SHOWROOMをやる!」と言ってました。もう1年も前のことでした。

しょーるーむ?なんだいそれは

SHOWROOMはいわゆる、誰でも生放送配信ができるライブツール。
ニコ生・ツイキャス・YOUTUBEライブなどなどの一種ですね。

特徴としては、画面デザインがライブ会場みたいになっており、訪問客がアバターでわさわさ集まっている感じ。

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1年前に1回だけ知り合いのものを観たきりで、まったくSHOWROOMを再訪していなかったのですが、今日久しぶりにSHOWROOMを訪れました。

知り合いが「またやる!」とFacebookで書いているのを見つけ「今どんなんやってるんだろうなあ?」と思ってなにげなく訪れたんです。

しかし結局ライブがおこなわれてた配信時間は数時間も前で、訪れた頃には当然ライブが終わっていて観れなかったんですけどもw

SHOWROOMが前より元気になってた

さてそんなSHOWROOM、1年前よりサービスが元気になっているような気がしました。

たぶんその原因は著名人のライブ配信が活性化していることかなあと。
トップページのファーストビュー(最初に見える範囲)は、AKBのメンバーさん各位が個別でおこなっているぽいライブ配信へのリンクでほぼ埋まっていました。

以前訪れた時はこういう著名人枠があまりなかった気がします。あったんでしょうが全然プッシュされてる度合いが違います。これが集客に貢献しているんだろなあ。

1人の配信につき1万人とか2万人とか視聴者が集まっています。

地下アイドルなのか、アイドル見習いなのかなんなのかわからない、アマチュアぽい皆さんの配信はだいたい数百人の視聴。「1,000越えの壁」が存在するような印象を受けました。

アイドルや女優を目指すかたもライブ配信中

もともとこのウェブサービスは、アイドルや女優を目指す卵(本業にしていない以上タマゴではないか…)が多く集まって自己アピール・ファン集めをしているような心象でした。

そして今もそれは健在。
誰だかわからなくて恐縮ですが多くのかたがたがライブ配信をおこなっています。

比率的には、圧倒的に女性配信者が多く、男性でSHOWROOM配信をしている人は少ないようでした。
これはSHOWROOMの持つ性質が「アイドルのライブを見に行く感覚」で設計されているためでしょう。

「オレっち、アイドル目指してやってみマース!」みたいな男子、あんまいないですもんね。

とあるライブを拝見してみた①

あるライブを観たところ、どこかの会社かウェブサイトか何かのタイアップで「イベントガールの1位を決める」みたいな企画が行われているようでした。
※とある一人の女の子の配信を見ながら理解した程度なので企画概要はよくわかっていません

それにエントリーしている出場者の女の子が1人で配信し、ファン獲得を狙っているライブでした。

その栄えある1位を決めるに当たって、順位の判定基準は『ギフトをもらった量が多いこと』だそうです。期間内に一番ギフトをもらった人が1位であると。

ギフトという仮想アイテム

ギフトとはSHOWROOMの中でその配信者に対して贈ることのできる『お気持ち』みたいなもので実物ではありません。

視聴者はSHORWOOMの中だけで通じる『GOLD』という電子的な仮想通貨をまず現金で買い、その仮想通貨でギフトを買い、配信者にプレゼントすると、そのライブ会場にギフトが飾られる仕組みのようです。

ぬいぐるみをあげると、ライブ会場にぬいぐるみが置かれて華やかになる。

これ現金換算したところ1,000円です。

東京タワーをプレゼントすると、ライブ会場にちっちゃい東京タワーが置かれる。

これ、現金で10,000円です。

ギフト合戦 

さっきのライブ会場の話に戻ります。
その配信者は3~4位くらいの女の子だったようで、会場が一体となって「1位を目指すぞー!」というような気配で盛り上がっていました。

配信者がひとことふたことしゃべる。
視聴者もコメントする。

そのコメントに対して配信者がまた何か言うというまあ、ライブ配信によくある普通のライブチャット状態です。

そこで、視聴者のどなたかが配信者を1位にするべくギフトを贈ります。

アイスがライブ会場に置かれました。これ、現金で100円分です。すると…

配信者さん「わ!●●さん、嬉しい!ありがとうーーっ!」

ここは感動のシーンですね。
良かった良かった、配信者さんを応援したい気持ちのあるどなたかがギフトという形でダイレクトに応援。ギフト=順位決めのポイントですから、当然配信者さんにとっては非常に重要です。

すると他の視聴者さんも…

視聴者さん2人目「●●ちゃん、がんばれー!」

ギフトを贈呈です。なんと最高額の東京タワー。

つまり1万円です。

1万円分の気持ちを贈られた配信者さん、

配信者さん「えっ!えっ!ちょっと待って、●●さんウソでしょ!?嬉しい!ありがとうーーーっ!!」

 

 

するとまた他の視聴者さんも東京タワーを贈ります。

1万円です。

配信者さん「えーー!!●●さんまで!?嬉しいーーーありがとうーーー!!;;」

 

 

 

またまた他の視聴者さんが何かしたのか、ライブ会場には大量のぬいぐるみが登場!
10個のぬいぐるみ。

合計1万円です。

 

 

ハッ…!

 

 

ギフトの金額が気になってちょうど別窓で調べていた頃だったので、そのギフト金額をちゃんと理解してから改めてパッとライブ会場(というか画面)を見ると…

 

東京タワーが10本くらい立ってる。

 

熱烈なファンでしょうか。1人で東京タワー3本くらい立ててるかたも数人おられました。

そのほかにもぬいぐるみがもうバンバンバンバン会場を埋め尽くします。

そこで得られる報酬、それは

配信者さん「わーー!●●さん、嬉しい、ありがとうーー!!」

 

結局、たった45分くらいの放送で東京タワーやぬいぐるみの画像がいっぱいになったライブ会場だけが最後に残りました。

 

この順位争いの企画だけが特殊なのかな?

もしかしてたまたま、ちょっと特徴的なものを見てしまったのかな?

念のために他も見てみよう。

ライブ拝見②

何かの企画に参加しているようには見えない、ふつうに知名度を上げるためにライブ配信をしているっぽいアイドル見習いの女性でした。

ちょーど会場に入った瞬間でした。

ぽん。東京タワー建設です。

配信者さん「わっ、誰だ誰だ?…えーと…●●さん!ありがとうーーーっ!」

その後、100円とか1,000円とかのギフトが贈られるたびにそれに「ありがとうー!」と答える、特にコンテンツとしての中身はない時間が流れます。

そうしているうちにお時間が来たのでしょう、10分ほどでライブが終了となりました。

ライブ拝見③

今度は声優を目指しているぽい女性でした。

ライブ画面は写真で固定。声だけをお届けするラジオスタイル。

ここでも視聴者から、ぬいぐるみや東京タワーが贈られました。すると、

配信者さん「きゃーーん♪●●さん、ありがとーっ★」

こちらは萌え声でいろいろ語り掛けてくれます。
それに呼応するファンのかたがた。
貴重なふれあいなのでしょう。

ただしこちらも、ライブ内容のほとんどが「ありがと!ありがとー!」の繰り返しでした。

そして15分ほどするとライブが終わりました。

 

さらにいくつか見てみたのですが、どれもだいたい一緒でした。
こんな特徴を感じました。

  • アイドルか女優を目指す一般女性が自宅で、バストアップくらいの画角でライブチャットをする(パソコン画面に向かってひとりでしゃべっている)
  • ギフトの多い視聴者が1位、2位などと表示される
  • 視聴者は配信者に名前を呼ばれたくて(または純粋な応援で?)ギフトを贈り1位を獲得しようとする
  • ライブ時間の中身は基本「●●さんありがとー!」か自分のツイッターフォローしてーとかCD出すから買ってーとか宣伝

私は、何かしら芸(歌でも話術でもいいので)が見られるのかなーと期待しつつライブを開きました。

でもその中で展開されていたのは笑顔で「ありがとう!」を画面に向かって連呼する女性配信者と、100~10,000円、なんなら数万円ほどかけて配信者の反応が欲しい、知人でもないどこかのファン(ファンかどうかは不明だけど)のギフトプレゼントの応酬でした。

現代の闇かバブルかのどっちか

私が怖いと感じた点は2つあります。

ちょっと宗教っぽい

そう感じたんです。

これはまあ、AKBなどアイドル業の人気も同様ですがつまり骨子は恋愛商法です。
ファン心理、掘り下げて言えば恋愛心理に刺激を与えていますよね。同性のファンは違うとして。
きっと女性配信者が以下の手筈を踏めば、現金獲得も余裕だと思います。

  1. SHOWROOMでファンを獲得したのち、一部の狙いやすそうな人はLINEなど一歩進んだ連絡も取れるようにする
  2. 一歩近づけたことを喜んでくれるタイプの相手に今度は「仮想通貨」じゃなくて「現金」での応援(支援)をお願いする

男性は単純ですから、これが通用してしまうかたもいるはずです。
だって現金10,000円を仮想通貨に変えての応援に対し、画面越しの「ありがとう!」で満足できるくらいですから。

SHOWROOMを見ていた時間の7割以上が「ありがとうー!」「ギフトプレゼントー!」の繰り返しでした。宗教みたいでした。

十人十色です。
よって人の心理はわかりかねますが、まさかの可能性にかけて出会うためか、または画面上で感謝の投げキッスをもらうための対価としては……1万円~10万円は少々高すぎやしませんか。

格差がすごすぎる

にもかかわらずです。

それだけ熱量のある愛憎と欲望がそういった一般配信者のライブで展開される一方で、AKBをはじめとした著名なアカウントのライブには、余裕で10倍~100倍なんならそれ以上の視聴者が集まっていました。

かつ、そのくらいのアカウントになると「プレゼントー!」「ありがとー!」という謎の貢ぎ合戦は発生せず、純粋にファンとアイドル(または芸能人)が交流を楽しむ場所になっている、まだクリアで純粋な世界になっていました。

その地道なファンサービスは巡り巡ってちゃんと(アイドルの所属する)運営会社に利益で返ってくるバランスにすでに仕上がっている。

  • 純粋にファンが交流を楽しめる(下心なしで)
  • ちゃんとアイドル側は営業という仕事をこなせている(ライブ中に男性ファンにお金を使わせずとも)
  • 視聴者もみっちり集まる(費用対効果が良い)

この、芸能人のライブ(仕事)と先ほどまでの一般的なライブを両方見てしまったとき、この差そのものがなんか怖いなあと思いました。
同じ人なのに、同じ配信ツールなのに、この『場』の空気の違いというかなんというか。
アイドルを目指していらっしゃるというその配信者のかたがたが、こうして配信を続け「ありがとー!」を連呼することで、目指すアイドル像に近づけているのか…。そこを考えたら怖くなりました。

うまく言えないんですけど、なにかが怖いのです。