自分が払っている消費税、把握していますか?
こんにちは、表題のとおりの内容です。
税やお金のリテラシーが低いといわれるわたしたち日本人の弱点を克服しようと思い、8月から試験的に始めていることがあります。
自分が払った消費税を計算することです。
たかが8%だし、数字としても中途半端で計算しにくいからと、あまり気に留めず、取られるがままに払っていた消費税。
しかしお金について考え直す良いキッカケがあってから、日々無条件に払い続けている消費税に疑問の眼を向ける流れとなりました。
何を買っても消費税。
楽しみのために、旅行に行っても消費税。
生きるために、食材を買っても消費税。
学ぶために、本を買っても消費税。
本を買い読書をすることはかなりの確率で「投資」なわけではありますが、それはそれ。
本を作って売るという一連の流れが商売となっている以上、本の購入行為は自分的には投資であっても、お国からすると「消費」ということになります。
よって消費税です。
これはしかたないですね。
気にし始めたら、自販機で買う清涼飲料水や缶コーヒーたちももれなく消費税が潜んでいるんだなという当たりまえの事実とご対面するはこびとなりました。
雑談が長くなりすぎて、まだまだ止まらない感じですので、ここらへんであきらめて表題の結論を書きます。
消費税8%を税込価格から暴き出す式
税込価格 × 8 ÷ 108 ⇒ 知りたい消費税
これです。
- とりあえず税込価格に出逢ったら、
- まず8をかけます。末広がりなハチで。
- そして108で割ります。煩悩の数で割ってください。
- 1円以下の端数はバッサリ切り捨ててください。
煩悩がない人はいないと思いますので、どうぞ遠慮なく108で割ってください。
この方法で、キッチリきれいにまとまった税込価格に潜んだ、わたしたちが実際に払っている消費税たちがこんにちはします。
不思議ですよね。
「どうしてこれで消費税が出るの?」とは聞かないでください、わたしも分かっておりません。
知り合いの税理士さんから直接教わった知識なだけ、なのです。
重要なのはその理屈ではありません、実際に払っている消費税です。
気づかない(ように工作されている、または無教育をほどこされている)うちに払っている消費税の正確な把握が、わたしたちに「税金を払っている」という意識を与えるひとつのキッカケとなります。
税込価格から消費税を割り出した一例
気になったのを数個、チェックしてみました。
税込100円の商品は、実は、100×8÷108=7.407…
⇒ 93円の商品に7円の消費税でした。
税込19,800円のプチ旅行は、実は、19,800×8÷108=1466.666…
⇒ 18,334円の商品に1,466円の消費税でした。
税込86,184円のエアコンは、実は、86,184×8÷108=6,384
⇒ 79,800円の商品に6,384円の消費税でした。
税込980円のサラダバー食べ放題は、実は、980×8÷108=72.592…
⇒ 908円の商品に72円の消費税でした。
なんとなく書いたこれら4つのお買い物を合算すると、
99,135円のお買い物をしたとき、7,929円の消費税をついでに払っていたことが判明しました。
7,929円といえば一人暮らししていたときの1か月の電気代より高いです、わたしの場合ですが。
分かっていたことなのに、なんとなく理解していたことなのに、いざ計算するとなんだか損をした気分になるから不思議です。
(とはいえ、そういう気持ちにさせることこそが、消費税を計算する意義です)
お金を使いすぎちゃって困る人が周りにいらっしゃる場合は、一度このページを見せて「実はこんなに余分に、本体価格以上のものを払ってるんだよあなた!」と言ってみるのも、いいかもしれないですね。
消費税10%を税込価格から暴き出す式
いずれわが国、日本の消費税は10%になります。
そこで先駆けて、10%になったあとの計算式もついでに書いておきます。
税込価格 × 10 ÷ 110 ⇒ 知りたい消費税
今はみなさんスマートフォンを持っています。
スマホには電卓がほぼ100%ついています。
みなさん、一緒にガンガン計算していきましょう。
何か買うたびに、契約するたびに、クレジットカードを切るたびに、クセのようにスマホの電卓で式を打ち込んでみましょう。
一覧にしておくと、のちのち「こんなに消費税を払っていたのか」と少々残念な気持ちになるはずです。
わたしはまだトライしはじめたばかりですが、そんな未来は簡単に見当がつきます。
ただそれを、実際の数値で実感したいのです。