うーん、めでたい!
BANKANの後ろに「わものや」と付くとは知らずに「バンカン行ってくる~」とお店に遊びにいってました。
呼びやすいので、うちではBANKANと省略させてもらいますね。
- 筆者とBANKAN
- 世界一とったど~!という状況らしい
- 創業以来、止まらない和装の勢い!
- 和装業界に追い風が吹いてる!?
- 旅に、仕事に、スーパーにお着物で
- めんどくさがりだからこそ、お着物
- 崩して着よう、新ジャパニーズモダンファッション
筆者とBANKAN
さて、BANKANとの出会いは今年2018年の7月。
せっかく日本人なのだし、日ごろから着物を着る機会をつくれないものか。
否(いな)!
そもそも普段から着られる着物を、一着くらい持っていてもいいのでは!?
↑そもそも着物を持ち合わせていなかった筆者。
ちょうど和装欲が高まっていたころ、偶然BANKANの店舗を見かけました。
その時はイベントで京都からメーカーさんが来ていたようで、普段は出していない豪華で素敵なお着物が展示されていました。
また、制作を手掛けたデザイナーさんとも直接お話ができました。
そして、とあるお着物に一目惚れ。
即決はしなかったのですが、三顧の礼ならぬ、三度目の(訪問)の正直ということで、何度か訪問して慎重に悩みつつ、人生で初のお着物を買いました。
そんな想い出と思い入れのあるお店が、BANKANです。
世界一とったど~!という状況らしい
で、そのBANKANから自宅へ封書が送られてきたので、開けてみるとこんな感じ。
株式会社BANKANわものや
総売上245億円
店舗数239店舗
ベルーナグループ和装部門 売上・店舗数 世界一
ここでわたしは初めて気づきます。
BANKANって、ベルーナグループだったんかい!
興味が高まり、ホームページも検索しました。
資本金の項目のところに、確かにありました。
株式会社ベルーナ(東証一部上場)の100%出資子会社です。
なお本社は愛知県名古屋のようです。
そうだったのかぁ。
創業以来、止まらない和装の勢い!
で!
素晴らしいなと思ったのは売上高の記載です。
86億3,970万円(2018年3月実績) ※+14%の成長
75億5,656万円(2017年3月実績) ※+15%の成長
65億7,479万円(2016年3月実績) ※+23%の成長
53億4,800万円(2015年3月実績) ※+9%の成長
49億 400万円(2014年3月実績) ※+9%の成長
44億9,260万円(2013年3月実績) ※+16%の成長
38億6,440万円(2012年3月実績) ※+14%の成長
33億8,910万円(2011年3月実績)
※創業以来連続増収達成中!!
創業以来ずっと増収なんですって。
これ、すごいことですよね。
…ん!?
ところでさっきの総売上245億円ってどこのことでしょう?
全部合わせると245億円どころじゃないし、2018年3月期だと86億円と書いてあるし…まぁいっか(適当)
和装業界に追い風が吹いてる!?
和装離れが著しいと言われる昨今なわけですが、
これ、日本人なのにすごくもったいないなー。さみしいなーと感じていました。
とはいえ筆者も和装着物のことはまったく素人。
そもそも何から手を出していいか、そして何が良くて、何が悪いのかなど判断すらつかない状態でした。
そんな時に偶然出会ったBANKANと、着物デザイナーさんたちとその作品。
おかげさまで、和装の良さや、つくりの丁寧さや質の良さなど、素人なり1ミリくらいは分かった感じです。
今まで和服を着る機会のなかった筆者にも、新しい世界が拓けたような心地でした。
その後、わずか1か月後にまたもや素敵なお着物と出会ってしまい、
BANKANでさらに2つもお着物を購入しているという、とんだ金欠状況なわけですが(笑)
※お着物そのもののお話はまた今度、記事にしますね。
旅に、仕事に、スーパーにお着物で
まだサラリーマンをしていたころ、
当時勤めていた会社が、求人情報を出すために社内風景を写真に撮る機会がありました。
そこで、
「自由な社風をアピールするために、各々好きなカッコをしてきてください」と指示が あり、実は一度だけお着物で会社へ通勤したことがありました。
小説家でもなんでもないのですが、和装着物を着ているだけで、周りのみなさんから「先生!先生!」とイジられたのは懐かしい思い出です(笑)
思えばあの頃から、うっすらと筆者のお着物熱は水面下で高まっていたのかもしれません。
成人式とか夏の花火大会とか、そうゆう特別なときじゃなくていい。
もっとラフに、そして着付けなども細かいことはこだわらずに、もっと自由に着物を日常に取り入れるほうが良いと思うのですね。
旅とか、お仕事着とか、「ちょっとそこのスーパーまで…」のときだっていいでしょう。
この記事を執筆している2018年10月はじめ。
ちょうど頼んでいたお着物が仕上がって、いよいよお着物がきられる!というワクワクのときです。
日常でお着物を着ていくライフスタイルを日本中に広めるべく、小僧も微力ながら日々活動していきたいと考えています。
めんどくさがりだからこそ、お着物
せっかく日本人だし。
着物ってめちゃくちゃカッコよくないですか?
女性の着付けは大変ですけどメンズのはラクですよね。
ここもめんどくさがり代表の筆者にとっては非常にラッキーなポイントで、そんなズボラ男子にこそ、着物じゃないかと。
アンダーウェアつけて、襦袢さっと羽織って、着物一枚ふぁさっと巻いて、おしまい。
やだ…なにこれラクチン。
女性も、伝統にこだわることなく、もっとラフに崩して着るパターンもアリなんじゃないかと思うのですね。
崩して着よう、新ジャパニーズモダンファッション
着物に限らずあらゆるものは新しい文化を受け入れて進化していきますね。
新しいものの良いところを柔軟に取り入れるからこそ、伝統的で古式なものが、新しい時代の人にも刺さる、身近になるんじゃないかなと考えてます。
えぇつまり、今すでに日本に広がる洋服文化にお着物を混ぜ込むのが、一番手っ取り早いんじゃないかなと。
これもまた、原作は知らずイキナリ映画から観て「おもしろい!」と思ったのがあって、銀魂という作品です。
映画で、最近「銀魂2」が上映されてました。
この作品の世界観は「日本が江戸時代の街並みのまま、現代に融合したらこんな感じ?」という場所が舞台になります。
登場する人々が着ている服装も、和洋折衷なオリジナルといった感じなのですが、このド真ん中の主人公のラフで現代的な着物の着こなしがイイなと思ったのです。
ナカは襟の高い黒ジャージのようなものと黒パンツ(ジーンズ生地かしら?どうだろう)で、そのうえに白着物を羽織るわけです。
そのままじゃ動きづらいからと、彼の場合は片方の肩を出しています。
筆者が個人的に感じた素敵な部分なわけですが、これに似たモダンな着方を、BANKANに着ていたお着物デザイナーのTさんからお伺いできました。
もっとラフでいいんですよ。
わたしなんかも着物の下にタートルネックを着て歩いてますからね~
なんて仰るのです。
すごく素敵な言葉だと思いました。
形式ばるから、お着物の使われるべき場所や需要が広がらない。
これを広げるには、新しい感覚も大胆に取り入れていくべきだと思います!
BANKANがユニクロばりに有名な(ジャパニーズモダン)ファストファッションの先駆けになったら、かっこいいですね。
BANKANは「洗える着物、一着1,000円」みたいな商品も展開しているので、おもしろいと思います。
────で!
店頭でスタッフのWさんにも相談したのですが……洗える着物、どうして女性シリーズしかないの(泣)
メンズの洗える着物シリーズ、どうか早急に制作してください。
届くか分からない祈りを書いて、今日は終わります。