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【資料】日本の社会人の平均年収と分布

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2015年度付けで行われた国税庁の「超赤裸々!日本国民の給与レベルのガチな状況調査」が2016年の11月にはすでに公表されていました。

※当時はまだこういった資料に興味がなくて、存在すら知りませんでした

お金や給与に興味津々な今となっては、この国税庁の資料はとてつもなく面白い読み物へと変貌していました。

食いつきたいところがいっぱいあったのですが、とりあえず今回はこちら↓

みんな給料、いったいいくらもらってるの?の分布

こんなに赤裸々でいいの?!と怯えるくらい、生々しい実情が載っていました。

その前にこの調査の対象者たちは…

  • 正規、非正規問わず従業員が対象!
  • ただし日雇い労働者(労働日や時間ごとに給与が算定されて、かつ働いた日に都度支払われる人)は対象外
  • 官公庁など公務員の皆さんも対象外

つまり民間の極めて一般的な給与取得者たちのリアルが対象ということです。

数値を展開するとこうです。
※国税庁の公表データを元に管理人が作成

区分 人数
100万円以下 411万人 8.6
101~200万円以下 719万人 15.0
201~300万円以下 780万人 16.3
301~400万円以下 837万人 17.5
401~500万円以下 677万人 14.1
501~600万円以下 462万人 9.7
601~700万円以下 283万人 5.9
701~800万円以下 194万人 4.1
801~900万円以下 131万人 2.7
901~1000万円以下 85万人 1.8
1001~1500万円以下 153万人 3.2
1501~2000万円以下 33万人 0.7
2001~2500万円以下 10万人 0.2
2501万円~ 11万人 0.2

調査総数はおよそ4793万人。

憧れの1000万円超えプレーヤー以上の高給取りは、全給与取得者のうち4.3%
年齢の違いなどは忘れ、純粋に100人働き手がいるとした場合に、そのうち4人しか1000万円以上の年収を手に入れられないのが現状です。

2001万~2500万の人、2500万円以上の人はそれぞれ500人に1人ずつしか存在しない計算となります。

給与の平均

なお給与の全体平均は、男性で521万円。女性で276万円
男女あわせた総合平均は420万円となっています。

給与取得者の6割弱が、平均値以下で生活している

上記の平均420万円という年収をひとつの境目としてみますと、それ以下となるのはだいたい100万~400万円以下の4つの階級の人たちが該当します。

401万~500万円の人たちの階級はちょうど平均値があるため除外してみます。

するとおよそ平均値以下の給与をもらっている人のパーセンテージが57.4%
6割弱もの人がこのゾーンに位置しています。

平均値の420万円を含み、その数十万円上までをカバーする401万~500万円の人を加算すると、ここですでにもう71.5%
全給与取得者のうち、500万円以下の人が7割を占めるようです。

ついでに見てみますと、501万円~1000万円のいわゆる『そこそこ人よりもらえている勝ち組』的ポジションの人たちの割合は24.2%
ざっくり言って4人に1人がちょっと勝ち組

そしてここまでのどのゾーンからも外れた、一部の高給取りたちが年収1000万円超えをするモンスターたち。前述のとおり4.3%です。

そしてこのリアルな表をグラフに置き換えてみるとこんな感じ。

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グラフ化してみると一層分布の差が顕著ですね。

今回のこの極めて現実的な数値を目の当たりにすると、やれ起業で一攫千金だとか、無計画な出たとこ勝負のアクションを起こしたところで、そうやすやすと高給取りの仲間入りは出来ないことが伺えます。 

このなんともリアルで面白い資料を参考にしつつ、さぁ私たちはどんなアクションを起こしていけば裕福に、幸福に暮らしていけるのでしょう。

やはりインカムだけじゃなく貯金・貯蓄をいかに意識して実行していくかが現実的な解法のようにも感じられます。