Royal Naught

新型コロナを乗り越えるための考察ノート

長期不調組・唾液PCR検査で光見えるか-新型コロナ症状が持続する5つの理由考察の引用

2月12日の発症から今なお症状が続いているtamanecoです。

今日で139日目。
世界中でこのような長期症状のかたの報告があがっています。
PCR検査では検出できず、新コロ患者と見なされないで長期不調をかかえている人も大勢出てきています。

Twitter上での日本勢は #長期微熱組 などの呼称で連帯しています。

そんな病床からいろいろと学んでいることやメモしておきたいことを書いていきます。

今回は、新型コロナ症状が持続する5つの理由が英語で考察されていたので、気になるところを簡単に意訳したもの。

原著はこちら。6月14日付の考察です。

medium.com

なおその後、6月28日には新型コロナウイルスに「触手をつかって、効率の良い増殖をする能力」があるっぽいことが研究発表されています。

これらの話を総合してみると、たしかにずっと終わらない、1日の中で何度も上下する体温、移動や変化をする症状の理由がわかってきたような気がします。

japanese.joins.com

理由1:共存

5月に中国レポート。
軽度症状の47歳女性は2-3週間後には症状がなくなったが、2ヶ月以上にわたってPCRで陽性が出た。

彼女の症状が再発しなかったということは、彼女の免疫系がウイルスの複製を止めるための炎症モードになっていないことを意味する。

これは【患者の免疫系と SARS-CoV-2 のバランスのとれた共存の状態に達した可能性がある】 と研究では指摘している。

理由2:抗体産生量が少ない

ポルトガルで6月に発表された研究では、210人を対象にPCR検査を行ったが、そのうち116人(55.2%)は25日後に2回連続して陰性となった。
残りの94人(44.8%)は、ウイルスがクリアになるまでに1週間以上かかった。

研究者らは、ウイルスクリアランスが遅かった患者は症状が軽く、抗体レベルが低かったことを発見した。
効果のない抗体免疫反応は、持続的かつ軽度な感染につながる可能性がある。

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これ、まさしく私たち長期微熱組の状況と一致していますよね。

理由3:免疫回避

4 月に中国で行われた研究では、11 日後に回復し、PCR陰性となった 44 歳の男性が報告された。しかし、臨床的寛解から3日後、喉の綿棒と唾液でPCR陽性が再び現れ、1ヶ月以上持続した。
抗ウイルス療法や伝統的な漢方薬ではウイルスを除去することができなかった。

新たな感染を確立するには3日では短すぎる。
したがって、ウイルスRNAの再出現は、新規感染ではなく、再潜伏であると推論した。 患者はまた、ウイルスに対する抗体を産生し、免疫反応がウイルスをクリアできないことを示した。

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こちらもまたウイルスがクリアできていないというところがポイントですよね。
後遺症とかじゃなくて。
後遺症だとウイルス排除はすでに終わったという前提にはるはずですからね。
むしろ言うなれば合併症。

重要:唾液に潜伏の可能性があるかも?

著者らは、新コロが免疫に有利な部位、すなわち唾液に存在することで、免疫システムを回避していると考えている。
【特に、非常に高いレベルのウイルスRNAが唾液中に検出された】と彼らは発見した。

免疫優位部位とは、炎症反応を起こさずに異物を許容できる組織のことである。
先のSARSも唾液腺に感染することができる。
そして、サイトメガロウイルス(ヘルペス)は唾液腺を悪用して持続感染を確立することができる。

以下のように、唾液中に潜伏していたcovid-19が飲み込まれ、呼吸器や消化器に再侵入する可能性がある。
その後、宿主は再びCovid-19の陽性検査を受けることになる。
ウイルスを含む唾液はまた、感染性の飛沫の隠れたソースとなり得ると警告。

ジャーナル オブ デンタルリサーチのレビューは、「唾液腺。COVID-19 無症候性感染の潜在的な貯水池 」と題した記事で、covid-19 の隠れた供給源としての唾液の問題を提起。唾液腺は肺よりもはるかに高いACE2発現を持っていると、バイオインフォマティクスデータは明らかにした。

そして小さなコホート研究では、患者の91.7%が唾液中に生きたまま感染性のあるCOVID-19を保有していることがわかった。

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唾液潜伏の可能性です。

これ、もしかすると長期不調組、唾液でのPCR検査なら判定だせるかも?

理由4:再活性化または再感染

退院した患者が症状軽快後、ふたたび陽性になって病院に戻ってきた例は数多くある。
Covid-19は再感染よりも再活性化する可能性が高い。
再活性化とは、最初に感染したウイルスが(しばらく休眠した後に)再び複製されることを意味し、再感染とは新たな別の感染源を意味する。

例えば、スイスの研究では次のように結論づけている。
「当院の地域ではCovid-19の感染率が低く、患者が治療を受けた時点で新規感染の傾向が低下していたため、再感染は考えにくいと思われる」

ソウル大学の疫学教授であるファン・スンシク氏は「これが実際には再感染のケースであるとか、検査キットの精度の問題であると考える研究者はほとんどいない」と述べ、「多くの研究者は、これをむしろ再感染と見ている」と同意した。

なお、これは再感染が起きないということにはならない。
もし、異なる変異体が十分に異なる免疫反応を引き出すことができれば、再感染が起こる可能性がある、と教授は付け加えた。

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体感的にもそうですし、ほぼ間違いなくこれは持続感染中だと思います。

理由5:間欠的なウイルスの排出

もう一つの可能性として考えられるシナリオは、6月の研究で示唆されたように、間欠的なウイルス排出であり、これは無症状で伝染しない再検査陽性者を説明するものであろう。
しかし、間欠的なウイルス脱落の生物学的メカニズムは、文献ではかなり曖昧である。体内にウイルスが定期的に排出されるのであれば、最初の複製ウイルス(後に排出されるウイルス)はPCRで検出されるはずである。

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この5つ目はちょっとよくわからなかったです。
ウイルス排出作用が間欠的にしか行われないから持続する…というような論調かな。

 

今回の記事を読んで注目したのは「唾液」です。
唾液によるPCRで反応が出る可能性は今のところ否定できないのではないかと思いました。