Royal Naught

和装読書男子の超雑記「ロイヤルノート」です

【映画レビュー】『ランペイジ 巨獣大乱闘』の想定外で奥深いおもしろさに、興奮が止まらない。

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どうもこんばんは。

 

巨大化が、止まらない。

 

──そんなキャッチコピーでわたしの心をわしづかみに……は決してしなかった映画を観てきました。
わしづかみにしなかったのになぜ観にいった?
ええそれは単純に、ほかの映画を何本か観にいくとそのたびにこのランペイジの予告ムービーが流れてるもんだから、ついつい気になって観にいってしまったという、わたしらしいゆるい動機であります。

 

フッ、ど~せ遺伝子操作かなんかで大きくなっちゃった動物たちが大暴れして街を破壊、それを主人公たちがミサイルでもぶっぱなして倒すストーリーなんだろうw

 

──などと予想していたら本当にそうでした。
本当にだいたいそうだったのです───

がしかし!
本作品は、そんな表面的な部分をなぞるだけでは味わいきれない、奥深い魅力がたっぷりと隠されていました。
 

この作品をぜひ多くのひとに観てもらいたい…。
できれば大スクリーンで上映される早めのうちに観てもらいたい…。
なんならDVDが出てからでもいいから観てもらいたい…。
それでもダメならいつかテレビでやるときでいいから観てもらいたい。
そんな一心で今日はこのレビューを書くことに。

 

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主人公は上腕がもう成人女性のウエストくらいあるんじゃないかと思わせるゴリッゴリのマッチョで丸坊主
ややコワモテぎみの男だが、その役職はなんと「学者」。
語らせてみるとわりと知的で冷静なコトばかり言って立ちまわるキャラクターであり、ここでまず外見と中身のギャップにヤられます。
この主人公の魅力にはおもわず、映画開始15分かそこらでわたしと同じくヤられた女性キャラなんかも登場し、主人公をコーヒーに誘うシーンがでてきます。
主人公主人公ゆーとりますが名前はデイビス・オコイエ(DAVIS OKOYE)です、念のため。

 

予告ムービーを観るだけではわからなかった最大の魅力のキモは、敵のうちの1頭が実は敵ではないというところにあります。 
ポスターでも予告でもとにかくセンターで目立ってる白いゴリラくん、この子はめっちゃイイコです。イイコでしかも、主人公との出会いには悲しいバックグラウンドを持ってます。ちなみに名前はジョージ(George)です。 
この子がとあるキッカケで巨大化してしまうことになりますが、この先引き裂かれそうで引き裂かれない、物語終盤へとつながっていく主人公とゴリラの友情がなんかアツい。
動物を愛する主人公と、ヒトを信じるゴリラのアツい友情が手話を通じたコミュニケーションによって紡がれてゆきます。人と感覚が違うんでしょうけど、わたしはこのあたりで涙腺崩壊です。
なんというか素敵じゃないですか。動物と人が手話で分かり合えるなんて!
わたしというヤカラは、人間はあんまり信用しておらずむしろ動物のほうが素直でかわいいじゃないかとかいう発想をもつ異端なのですが、本作の主人公はほぼわたしと同じスタンスを持っているこいつもまた異端児なのでした
親近感が出たのもあって、より一層この映画が好きなのかもしれないです。

 

さてそんなゴリマッチョなくせに冷静知的な主人公デイビスが、巨大化・暴走する3頭の動物(というか巨獣?)をなんとかするために奮闘します。(なんとかするって曖昧)
なんで3頭なのかとかどうして巨大化するのかとかは特にココで言及することでもないでしょうから、詳しくは映画本編にてご覧くださいませ。
で、デイビスががんばってる一方でその他の団体勢力(政府とか軍隊とか)もそれぞれ衝突しながら、事態をなんとかしようと奮闘してくる。これがときに邪魔になったりしてむしろ厄介です。

 

動物巨大化の原因をつくった人物が、これまた自己中心的に事態を収束させようとあるコトをしてしまいます。
その結果、3頭の大怪獣が大都会シカゴに大集結するという大混乱が大発生。(ラップかよ) 
巨獣終結以降の、迫力と疾走感ある展開はお見事です。
巨獣登場の順番というかタイミングも上手に構成されていて、最後の3頭目が合流するシーンはラスボス感ただよう圧力があり、「おぉ~!」と興奮させられました。
邦題よろしく巨獣たちが「大乱闘」をするようになるのは物語終盤で、最大の見せ場です。
人類VS巨獣3頭と想像しがちですが、そうではありません。
その構成がまた胸アツなラストを創り出す要素になっています。
そもそも強すぎて、銃も戦車の大砲もたいして効かない巨獣たちをどうやって倒すんじゃい!となる絶望的状況を打開するのもまた、この構成の違いがキーとなりますね。

 

この映画を観終わったあと、心優しい人ならきっととりあえず思うのは「動物かわいい」「動物愛おしい」ということでしょう。
結局のところ身勝手なのは人類だけであって、動物たちは被害者なのだと。
密猟のネタも作品中に出てきます。
やはり地球上でもっとも残酷で自分勝手なのは我々人類のようだ…、ということを再確認できます。

 

たんなる、よくあるパニック映画と思って観るといい意味で期待を裏切られるかもしれません。
ざっくりまとめると、人間のクソっぷりと動物のすばらしさがよくわかるアトラクションムービーに仕上がっていました。
収穫は、ことのほか多いはずです。

またこの作品は迫力があるので、大きいスクリーンで見ることをオススメしたい!
プレイステーションVRを持っている人はラッキーです。Blu-rayが出たら仮想スクリーンで大画面で見れますから。(←ようやく筆者も最近PSVRを手にいれて、映画モードに感動しているところなのでつい宣伝しちゃう)

あなたの彼女が動物愛護派ならば、ぜひとも映画館へ連れていってあげてください。「誘ってくれてありがとう♪」と、きっとあなたの株が上がるはず。
ただしゴリマッチョに恋をする可能性があるので、肉体改造の準備も怠れなくなるでしょう。

 

ゴリマッチョな学者を演じた主演のドウェイン・ジョンソンが気になったので、今までどんな映画に出てたのかなあ…と軽く検索したら、ジュマンジとかワイルド・スピードとかベイウォッチなどなど。
うーんいかにもマッチョが似合いそうな作品ばっかり!
これらはいずれもまだ観たことがないのですが、今回のランペイジがとても良かったので気になってしまいました。今度観ようかな。

 

おわれ